
パラマウントとワーナー統合、新社名は「スカイダンス」に決定
パラマウント・スカイダンスとワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の統合をめぐり、買収後の親会社名を「Skydance Corporation(スカイダンス・コーポレーション)」とすることが決まった。買収手続きは2026年10月6日に完了する見込みで、同日付で社名変更も行われる予定である。
発表に合わせて公開された映像では、『タイタニック』『ロード・オブ・ザ・リング』『ダークナイト』『スーパーマン』『トップガン マーヴェリック』『ハリー・ポッター』『罪人たち』『ゲーム・オブ・スローンズ』『バービー』『フォレスト・ガンプ/一期一会』『ゴッドファーザー』など、両社が抱える代表的な作品が次々と登場する。映像にはハンス・ジマーが手がけた『インセプション』の重厚な音楽が用いられ、最後にはスカイダンスのロゴを中心に、統合後に傘下となる多数のブランドロゴが配置される構成となっている。

「スカイダンス」の名で統合会社に独自の個性
今回の社名変更は、パラマウント会長兼CEOのデヴィッド・エリソンが発表した。エリソンによると、「Skydance」という名称は、パラマウントとワーナー・ブラザースという長い歴史を持つ2つのスタジオの価値を残しながら、統合後の企業には独自のアイデンティティを与えることを目的に選ばれたものである。
エリソンは、両スタジオが1世紀以上にわたり文化に影響を与えてきたことに触れ、今回の統合を過去の歴史を書き換えるものではなく、象徴的なスタジオに新たな成長基盤を与えるものと位置づけている。
そのため、統合後もパラマウントやワーナー・ブラザースのブランド自体がなくなるわけではない。新たに設立されるスカイダンス・コーポレーションを親会社とし、その傘下で両スタジオはそれぞれのブランドとアイデンティティを維持する。
エリソンは別の発表でも、新たな企業名によって一方の存在を弱めたり、変質させたりすることは意図しておらず、統合会社としての独自性を持ちながら、パラマウント、ワーナー・ブラザースをはじめとする各ブランドが引き続き存在感を発揮できる名称を求めたと説明している。
NYSEへ移行、多数のエンターテインメントブランドを傘下に
米証券取引委員会(SEC)への提出資料によると、現在の「Paramount Skydance Corporation」は10月6日付で「Skydance Corporation」に改称される予定である。株式市場もNASDAQからニューヨーク証券取引所(NYSE)へ移り、ティッカーシンボルは「PSKY」から「SKYD」に変更される。
「Skydance」は、もともとエリソンが設立した映画製作会社スカイダンス・メディアに由来する。同社は『トップガン マーヴェリック』(2022)や『ミッション:インポッシブル』シリーズなどでパラマウントと長年にわたり協業し、2025年8月にはパラマウント・グローバルとの合併によってパラマウント・スカイダンス・コーポレーションが発足した。そこから約1年でWBDを傘下に加えることになり、「Skydance」の名称が巨大なメディア・エンターテインメント企業全体を示すものへと広がることになる。
WBDの買収をめぐっては、Netflixが2025年12月にスタジオおよびストリーミング部門の取得で合意した後、パラマウントがWBD全体を対象とする対抗案を提示した。2026年2月にはNetflixが撤退し、パラマウントによる完全買収に向けた動きが本格化していた。
パラマウントとWBDは9月30日、買収手続きが10月6日に完了する見通しを発表している。統合が完了すれば、パラマウントとワーナー・ブラザースの映画スタジオに加え、HBO Max、Paramount+、CBS、CNN、DC、ニコロデオンなど、両社が展開してきた多数のブランドがスカイダンス・コーポレーションの傘下に集まることになる。(出典:THE RIVER、画像:Skydance )
















