ル・クルーゼとワイルドフラワー・ファームズが“畑から食卓へ”を体験する料理シリーズを開始

フランス発の調理器具ブランド、ル・クルーゼと、ニューヨーク州ハドソンバレーに位置するラグジュアリーリゾート「ワイルドフラワー・ファームズ オーベルジュ・コレクション」が、没入型料理プログラム「シェフズ・アトリエ」を共同でスタートする。全3回構成で展開されるこのシリーズは、旬の食材の収穫から調理、食事体験までを一貫して楽しめる内容となっており、料理の知識や技術を深めながら、“食と土地のつながり”を体感できる企画として打ち出されている。

農場体験とシェフによる実践指導を融合

会場となるワイルドフラワー・ファームズは、ニューヨーク市から約90分の場所に広がる140エーカー規模のリゾートで、敷地内には年間を通じて稼働する6エーカーの農園を備えている。果物や野菜、ハーブなどが栽培されており、参加者は実際に農場を歩きながら、自ら収穫した食材を料理に使用する。初回セッションでは、レストラン「チ・シャーモ」のシェフであるヒラリー・スターリングが登場し、ワイルドフラワー・ファームズの料理チームと共同でプログラムを進行する。参加者は専用料理施設「メープルハウス」で調理実演を体験しながら、包丁技術やソテー、煮込みといった基本技法を学ぶことができる。ル・クルーゼは、エナメル加工鋳鉄鍋やダッチオーブン、ステンレスフライパンなど、自社製品を用いた実践的な調理指導も行う。ブランドが長年培ってきた料理教育のノウハウを生かし、単なる製品体験にとどまらない“料理文化そのもの”を伝える場として位置づけている。

食、宿泊、自然体験を統合した滞在型プログラム

「シェフズ・アトリエ」には、農場収穫体験、料理デモンストレーション、ランチとディナー、宿泊が含まれる。ディナーでは、ゲストシェフによる特別メニューが提供され、農園の食材を中心に構成された食体験を楽しむことができる。ル・クルーゼのブランド・料理マーケティング担当シニアディレクターであるネイト・コリアーは、「料理技術の向上だけでなく、旬の食材の価値や、食を通じた人とのつながりを体感してほしい」とコメントしている。また、ワイルドフラワー・ファームズ共同オーナーのクリスティン・スーン・ラポポートは、「ここはシェフたちにとって“土と向き合う遊び場”のような場所であり、自然との関係性を深めながら創造性を発揮できる空間だ」と語っている。

ラグジュアリーリゾートが提案する“体験型ウェルネス”

開催日は、2026年6月28日、9月3日、10月18日の3回を予定しており、夏から秋にかけて追加セッションも検討されている。参加は宿泊客限定で、数日間の滞在プログラムとして販売される。ワイルドフラワー・ファームズは、自然との共生やウェルビーイングを軸にした滞在体験を特徴としており、敷地内にはキャビンやコテージ、料理学校、ウェルネス施設、遊歩道などが点在する。野草採取やヒーリング体験、アウトドアアクティビティも提供しており、“自然と食を通じたラグジュアリー体験”を打ち出している。近年、高級ホテル業界では、単なる宿泊ではなく、地域文化や食、クラフト体験を重視した“体験型ラグジュアリー”へのシフトが加速している。今回のル・クルーゼとの協業も、調理器具ブランドとリゾートが共同で世界観を構築する、新しいライフスタイル提案の一例と言えるだろう。(出典:businesswire、画像:ル・クルーゼ)

関連記事一覧