
アディダス 、アディスター復活を「Go Beyond the Grey」で表現
アディダス オリジナルスは、シューズ「アディスター」の復活を記念したキャンペーン「Go Beyond the Grey」を展開した。制作会社electriclime°がBMBおよびCheil Agenciesと協業して制作したもので、MENA地域全域に向けて公開されている。
キャンペーンの監督と撮影を手がけたのはサブリナ・ライナスである。映像では、画面上の「再生」ボタンを押すというシンプルな仕掛けを起点に、無彩色の都市風景が鮮やかな色彩に満ちた世界へと変化していく。グレーを基調とした日常の風景に色を加えることで、アディスターの復活を視覚的に印象づける構成となっている。

グレーの都市に色彩と個性を持ち込む
electriclime°によれば、今回のキャンペーンが描くのは、日常的な都市空間に新たなエネルギーや個性、前向きな感覚を持ち込む世代である。グレーの都市空間を単なる背景として扱うのではなく、色彩を受け止めるキャンバスとして位置づけることで、シューズの存在感とキャンペーンのメッセージを結びつけている。
ビジュアルでは、コンクリートの壁面や建築物の影、色あせた都市の景観を背景に、さまざまなカラーのアディスターを着用した人物が登場する。無機質な都市環境とは対照的に、シューズや登場人物には鮮やかな色彩が取り入れられており、都市の日常にエネルギーを加える存在としてアディスターを描いている。
登場人物たちも、単にシューズを見せるためのモデルとしてではなく、都市の中で自信を持って行動する存在として表現されている。色彩のあるアディスターと人物の存在によって、コンクリートを中心とする都市風景に個性や楽観的なムードを加える演出である。


MENAの都市風景を舞台にアディスターの復活を描く
今回のキャンペーンでは、現代のMENA地域に広がる都市環境そのものが重要な舞台となっている。プレスリリースでは、登場人物たちの姿が、MENAの都市生活を特徴づけるグレーの建築や周辺環境と対照をなしていると説明されている。
コンクリートや影、色褪せた建築物といった無彩色の要素を背景に置き、その中へカラフルなアディスターと人物を組み合わせることで、「灰色を超える」というキャンペーンタイトルの意味を視覚的に表現している。都市の無機質さを否定するのではなく、そこに色彩や個性を加えることで、新しい見え方を生み出すアプローチである。
「Go Beyond the Grey」は、アディスターの復活を単なるプロダクトの再登場として伝えるのではなく、都市空間における色彩や自己表現という文脈へ広げている。グレーの建築を背景に、異なるカラーのシューズと自信に満ちた人物を配置することで、アディダス オリジナルスがアディスターに込める現代的なイメージを提示するキャンペーンとなっている。(出典:branding in asia、画像:アディダス オリジナルス)
















