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US:OpenAI、大学生向けにChatGPT Plusを無料提供 ― 初の大規模ブランドキャンペーンを展開

(写真:OpenAI)OpenAIは、同社として初となる大規模なブランドキャンペーンを開始し、期末試験シーズンを迎える北米の大学生を対象に、AIチャットボット「ChatGPT Plus」の無料提供を開始した。キャンペーンはケイト・ルーシュ氏が最高マーケティング責任者(CMO)に就任して以降、初めて展開される本格的な消費者向けマーケティング施策である。

4月3日(木)、ルーシュ氏は自身のLinkedInで、ChatGPT Plusが2024年5月末まで対象の大学生に無料で提供されると発表。「学生が学習、就職活動、夏休みの計画、さらには健康維持のためにChatGPTをどのように活用できるかを伝えることが、本キャンペーンの目的である」と述べている。

キャンペーンの概要と特典内容

この2カ月間のキャンペーンでは、米国およびカナダに在籍する大学生を対象に、ChatGPT Plusの有料機能を無料で利用できる。提供される機能には、ファイルアップロードの拡張、メッセージ制限の緩和、高度な音声モード、調査機能などが含まれる。対象学生は、3月31日から5月31日までの期間中、ChatGPT Plusの無料アクセスを申請することが可能である。

キャンペーンを支える広告展開としては、屋外ビルボード、デジタル広告、ポッドキャストメディアなどを通じて、ChatGPTの活用シーンを広く紹介していく方針だ。

教育分野へのアプローチ強化

OpenAIはこれまでも、オックスフォード大学やペンシルバニア大学などの高等教育機関と連携し、ChatGPT Enterpriseの導入を進めてきた。2023年5月には、教育機関向けに特化した「ChatGPT Edu」も発表しており、教育現場でのAI活用推進を中長期的な戦略の一環として位置づけている。

ブランディングと広告戦略の背景

ルーシュ氏は2023年12月にCMOとしてOpenAIに参画。以降、消費者および法人向けにChatGPTのブランド構築と認知拡大に取り組んできた。2024年2月には、同社初のスーパーボウル広告を手がけ、アクセンチュア・ソングと共に点描画スタイルのテレビCMを制作し、約1,400万ドルを投じて放映。この広告を皮切りに、ChatGPTの一般消費者向けブランディングが本格化している。

今回の大学生向けキャンペーンにも、同じくアクセンチュア・ソングが関与しているかどうかについては、公式なコメントは発表されていない。

ChatGPTの成長と今後の収益見通し

OpenAIは2023年10月時点で、ChatGPTが週に2億5,000万人以上に利用されていると公表している。財務情報は非公開だが、Bloombergの報道によれば、同社は2023年に37億ドルの年間売上を達成し、2025年にはその売上が3倍以上となる127億ドルに達すると見込まれている。

今回のキャンペーンは、急成長する利用基盤をさらに拡大させる狙いとともに、教育セクターへのAI浸透を強化する重要なステップといえる。OpenAIは今後も、AIをより身近で実用的な存在として位置づけるため、積極的なマーケティングとプロダクト戦略を展開していく見通しである。(出典:AdWeek他)

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