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WPP、GroupMを”WPP Media”に改称し、AI主導の統合された未来を反映

WPPは、グローバルメディアカンパニーであるGroupMの名称を「WPP Media」に改称し、同社のマーケティングサービスの進化を示す重要なステップを踏み出した。この変更は、AIの時代にWPPが提供するメディア、データ、制作機能を統合した、より効率的で革新的な未来を反映したものだ。

WPPメディアの新たな役割と目指す方向

WPPメディアは年間600億ドル以上のメディア投資を管理し、80以上の市場で活動している。現在、世界の広告主の75%以上と取引をしており、マインドシェア、ウェーブメーカー、エッセンスメディアコムといった代理店は、引き続きWPPメディア傘下で事業を展開する。WPPメディアの設立は、メディアとクリエイティブ、データ、コマース、プロダクションをAI主導のプラットフォーム「WPPオープン」に統合し、より総合的なマーケティングサービスを提供するという方向性を強調している。

AIを活用した統合的なマーケティング・プラットフォーム

「WPPオープン」は、AIを活用したマーケティング・プラットフォームであり、メディア、データ、プロダクションを統合し、パーソナライゼーションを大規模に提供することを目的としている。WPPメディアは、クライアントがオウンド、アーンド、シェアード、ペイドの各活動を総合的に管理し、統一された体験を提供できるようサポートする。また、同社は社員研修プログラムを拡充し、AIを活用したマーケティング業務に従事する人材の育成にも力を入れる計画を発表している。

WPPメディアのビジョンと未来

WPPメディアのCEOであるブライアン・レッサーは、「消費者はすでに、広告が適切で魅力的であり、購買体験がシームレスであることを期待している」と述べ、WPPメディアがAIを搭載した製品とデータ、テクノロジーを活用して、急速に変化する消費者行動に先取りし、クライアントに無限の成長機会を提供することを目指していると強調した。

WPPのCEO、マーク・リードは、「WPPメディアへの移行は、クライアントに提供するサービスを簡素化し、統合するという当社の戦略を継続するものだ」と述べ、今後のビジョンは「データに基づき、シームレスにつながった優秀な人材がチームを率い、クライアントに新たな機会を提供するマーケティング」にあることを強調した。

AIとデータ主導の未来へ

WPPは、このブランド改称を通じて、AI、データ、テクノロジーの力を最大限に活用し、クライアントにとってよりシンプルで統合されたマーケティングソリューションを提供し続けることを約束している。WPPメディアは、今後もこの変革を通じて、業界の最前線でリーダーシップを発揮し続けるとともに、クライアントに新たな価値提供を行うことを目指している(出典:Branding in Asia, WPP)

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