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Netflixユーザーの5割以上がアニメを視聴、過去5年で視聴時間は3倍に

アクション満載のバトルアニメが好きな人にも、静かで心温まる恋愛作品に惹かれる人にも、Netflixのアニメは多様な趣味に応える。たとえば、筋肉美と格闘の極致を描いた『範馬刃牙』と、繊細なストップモーションで描かれる『ポケモンコンシェルジュ』は、まったく異なるジャンルでありながら、どちらも世界各国で熱狂的な支持を集めている。この現象が示すのは、アニメがもはや限られた愛好家だけの“ニッチ”な存在ではなく、主流のエンターテインメントとして広く受け入れられているという現実である。

現在、Netflixメンバー全体の50%以上がアニメを視聴しており、その人気はかつてないスピードで拡大している。2025年に開催されたAnime Expoでは、今後の新作ラインナップを初公開し、初心者から熱心な長年のファンまで、あらゆる層のための「アニメの本拠地」としてのNetflixの姿勢を明確に打ち出した。2024年には、アニメ作品の視聴回数が累計で10億回を超え、過去5年間でアニメ視聴時間は3倍に増加した。

数字を超えて心をつなぐアニメの力

アニメの影響力は、単なる視聴数の増加だけでは測れない。重要なのは、作品と視聴者との間に生まれる感情的なつながりである。Netflixでは、オリジナル作品と同様に、人気アニメの最新エピソードも世界各国で同時配信しており、最大33言語での吹き替えや音声ガイドも用意されている。その結果、Netflixでアニメを楽しむユーザーのうち、80~90%が吹き替え音声で視聴している。このようなグローバルな視聴環境が、言語や地域の壁を取り払い、世界中に新たなアニメファンを生み出している。

アニメは今や、世界的な熱狂を生み出すコンテンツである。Netflixはその魅力を届けるプラットフォームとして、作品の発見と視聴の場を提供し続けている。英語以外で最も視聴されているジャンルが日本発のアニメであるという事実は、それを裏付けている。

Netflixでアニメに触れたファンは、一度その世界に魅了されると、継続的に作品を追い続ける傾向がある。たとえば『SAKAMOTO DAYS』は、アメリカ、フランス、ドイツといった複数の国でNetflixの「TOP10」入りを果たした。また、実写版『ONE PIECE』は、原作マンガ第1巻の売上を米国でほぼ2倍に伸ばすという波及効果をもたらした。このような熱狂は、ブラジル、メキシコをはじめ、インドやインドネシア、さらにアフリカの一部地域へと急速に広がりつつある。

ジャンルもスタイルも超えて──多彩なアニメの世界

Netflixは、アニメファン一人ひとりの嗜好の違いを理解し、ジャンルの深みと幅広さの両立を目指している。ミステリー要素が魅力の『光が死んだ夏』、ファンタジーアドベンチャーを描く『ダンジョン飯』、ストップモーションアニメ『My Melody & Kuromi』、そして新作『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』など、多様なスタイルとジャンルを横断した作品群が揃っている。

2024年上半期だけでも、『薬屋のひとりごと』や『わたしの幸せな結婚』など8作品が「Global TOP10(非英語作品)」にランクインし、年間では33本のアニメが同リストに登場した。これは、2021年の記録と比較して2倍以上の成長であり、アニメがグローバル市場でいかに存在感を強めているかを示す重要な指標となっている。

アニメの未来をともに築くために

アニメとは、感情を動かし、想像力を解放し、ジャンルの枠を超えて多くの人々を魅了する、極めてユニークな表現形式である。Netflixはこのジャンルが世界中で正当に評価され、さらに成長していくための支援を惜しまない。日本の才能あるクリエイターとの連携を深め、新たなIPへの投資や、既存シリーズの国際的展開を通じて、アニメ作品がより多くの視聴者に届くよう環境を整えている。

次世代のアニメファンダムは、まさに今この瞬間にも形作られている。Netflixは、ファンの“好き”を起点に、作品との出会いを可能にし、その体験を広げていく。日本の優れた創作者たちと、世界中の視聴者をつなぎながら、アニメというジャンルの未来を共に切り拓く─その物語は、まだ始まったばかりである。(出典:Netflix他)

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