ホンダ・アコード、誕生から50年 米国市場で築いた成功の軌跡

ホンダの主力セダン「アコード」が2026年に誕生50周年を迎えた。1976年の発売以来、アコードは世界市場でホンダを代表するモデルとして成長し、とりわけ米国市場では高い支持を獲得してきた。米国での累計販売台数は2026年6月中にも1,500万台を超える見通しであり、半世紀にわたるロングセラーモデルとしての存在感を改めて示している。

米国生産の先駆けとなったグローバルモデル

アコードは1976年6月に3ドアハッチバックとしてデビューした。その後、ホンダが掲げる「顧客の近くで製品をつくる」という理念を象徴するモデルとして発展していく。
1982年には、米国オハイオ州メアリーズビル工場で生産を開始した。これはホンダ初の海外生産車であると同時に、日本の自動車メーカーとして初めて米国で現地生産された乗用車でもあった。以来、米国内では累計1,300万台以上のアコードが生産されている。
さらに1987年には台湾向け、1988年には日本向けへの輸出を開始し、日本メーカーとして初めて米国製車両を海外市場へ輸出する実績も築いた。アコードは単なる人気車種にとどまらず、日本メーカーのグローバル生産戦略を象徴する存在となったのである。
アメリカン・ホンダ・モーターで自動車販売を統括するランス・ウェルファー副社長は、「50年にわたり支持されてきたことは、アコードが持つ運転する楽しさ、品質、価値が評価され続けてきた証である」と述べている。

11世代にわたり進化を続けたアコード

アコードは50年間で11世代へと進化し、その都度、技術革新と市場ニーズへの対応を重ねてきた。
1989年には米国メーカーの車種を抑え、米国市場で最も売れた車となる快挙を達成した。1995年には初めてV6エンジン搭載モデルを導入し、2005年にはハイブリッドモデルを投入するなど、環境性能と走行性能の両立にも取り組んできた。
また、自動車専門誌からの評価も極めて高い。『Car and Driver』誌の「10ベスト」には通算40回選出されており、過去28年間は連続で選ばれている。2018年には「北米カー・オブ・ザ・イヤー」と『MotorTrend』誌の「カー・オブ・ザ・イヤー」を同時受賞するなど、業界内でも高い評価を獲得している。

50年の歩みを彩る主なマイルストーン

アコードの歴史を振り返ると、数多くの節目が存在する。

  • 1976年:米国で販売開始
  • 1982年:オハイオ州メアリーズビル工場で生産開始
  • 1983年:『Car and Driver』誌「10ベスト」初受賞
  • 1988年:累計生産100万台達成
  • 1989年:米国市場で販売台数首位を獲得
  • 1994年:『MotorTrend』誌「カー・オブ・ザ・イヤー」受賞
  • 1995年:初のV6エンジン搭載モデル発売
  • 2004年:累計販売1,000万台突破
  • 2005年:初代ハイブリッドモデル投入
  • 2005年:「10ベスト」20回目の受賞
  • 2018年:「北米カー・オブ・ザ・イヤー」および「カー・オブ・ザ・イヤー」受賞
  • 2025年:「10ベスト」40回目の選出
  • 2026年:発売50周年、米国累計販売1,500万台達成見込み
    アコードは半世紀にわたり、品質、信頼性、そして運転する楽しさを軸に進化を続けてきた。電動化やデジタル化が進む自動車業界においても、その基本理念を維持しながら次の時代へ向けた進化を続けていくことになるだろう。(出典:brannding in asia、画像:ホンダ)

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