
日立製作所、25年ぶりのブランド再構築を発表
日立製作所は、デジタル時代に即した新たなビジュアル・アイデンティティを発表した。「True One Hitachi」という新たなブランド理念のもと、日立の技術革新と成長を象徴するデザインへと刷新し、全事業を統一されたアイデンティティのもとに統合する。
ブランドデザインの進化
新しいビジュアル・アイデンティティは、伝統と現代的な勢いを融合させ、ダイナミックなブランド進化を実現している。ロゴは25年ぶりに刷新され、洗練されたタイポグラフィとダイナミックなグラフィックを採用。これにより、日立のブランド価値をより明確に表現するものとなった。
特にロゴデザインは、従来の力強いワードマークを継承しつつ、現代的なエッセンスを加えたものとなっている。日立グループ全体での採用を予定しており、企業のイノベーションを象徴する統一ブランドとしての役割を担う。また、ブランドのシグネチャーとして、新たに開発された太字のサンセリフ書体「Hitachi Sans」が採用され、より洗練された印象を生み出している。
カラーパレットとビジュアルコンセプト
日立の新たなブランドデザインでは、シンプルかつ洗練された青と赤のカラーパレットを導入。これにより、視覚的なまとまりとインパクトを強化するとともに、ブランドの洗練性を保ちつつ、企業の革新性を表現している。さらに、3Dトーンのテクスチャーを取り入れることで、静的なデザインと動的な表現の両方に適応する柔軟性を持たせている。
リブランドの意義
日立製作所の新社長兼CEOに就任予定の徳永俊昭氏は、「この新しいブランドデザインは、日立グループがこれまでの変革を活かし、新たな成長ステージに向けて一丸となって挑戦していく決意を示すものです」と語っている。企業の方向性を示すこのリブランドは、日立が目指す未来を明確にし、グローバル市場での競争力をさらに強化する狙いがある。
ブランド刷新の正式デビュー
この新たなブランド・アイデンティティは、徳永俊昭氏が正式にCEOに就任する2025年4月1日に正式に導入される予定である。(出典:日立製作所、Creative Bloq他)