NETFLIX、2024年の広告収入が倍増、2025年にはさらに倍増
ネットフリックスの広告収入が急成長している。2024年には前年の倍に達し、さらに2025年には倍増する見込みだ。この成長について、グレッグ・ピーターズ共同CEOは、第4四半期決算説明会で「2025年までに広告主向けの目標を達成するための準備が完了した」と述べた。また、「広告主へのサービス提供に注力し、増加する広告枠の収益化をさらに進める」と付け加えた。
- ネットフリックスは2024年第4四半期に約1900万人の新規加入者を獲得。有料会員の増加は各地域で均等に分散している（米国/カナダ：482万人、EMEA：500万人、ラテンアメリカ：415万人、APAC：494万人）。
- クリスマス当日のNFL試合や「マイク・タイソン対ジェイク・ポール」の試合など、話題性の高いスポーツイベントのライブ配信が会員増加に寄与。
- ヒット番組『イカゲーム』第2シリーズの配信も、新たな視聴者を惹きつけた要因の一つ。
- 広告付きプランの加入者は、提供国全体で新規サインアップの55%以上を占め、会員数は前四半期比で約30%増加。
- 広告付きプランの視聴時間は、非広告付きプランと同程度のエンゲージメントを記録。
- 独自の広告システムをカナダで開始し、2025年には米国を含む12か国に展開予定。
低価格の広告付きプランとライブスポーツの配信は、新規加入者を増やす重要な要素となっている。特に「タイソン対ポールの試合」やフットボール試合は、多くの新規視聴者を引き寄せた。これらの取り組みによって、ネットフリックスは広告事業の基盤をさらに強化し、成長を続けている。（出典：Netflix, Seeking Alpha）