アディダス、2026年ワールドカップ映像作品にティモシー・シャラメやメッシらを起用

アディダスが、2026 FIFAワールドカップに向けた大型プロモーション映像『バックヤード・レジェンズ』を公開した。作品には、俳優のティモシー・シャラメをはじめ、リオネル・メッシ、バッド・バニー、ラミン・ヤマル、ジュード・ベリンガム、トリニティ・ロッドマンら世界的スターが出演している。

作品は、ストリートサッカー文化へのオマージュを軸に構成されており、1990年代のサッカー黄金期を思わせるノスタルジックな世界観を打ち出している。

90年代サッカー文化を再解釈した「バックヤード・レジェンズ」

映像では、ティモシー・シャラメ演じる主人公が、地元で無敗を誇るチームに挑むため仲間を集める姿を描く。

劇中では、クライヴ、ルーシー、アイザックらのチームが、CGIとビジュアルエフェクトによって再現されたジネディーヌ・ジダン、デビッド・ベッカム、アレッサンドロ・デル・ピエロといった1990年代を代表するスター選手たちにも勝利してきた存在として描かれている。さらに、ウスマン・デンベレ、ラフィーニャ、ペドリ、フロリアン・ヴィルツ、サンティアゴ・ヒメネスも出演している。

映像全体には、90年代のストリートカルチャーやテラスハウス文化を思わせる演出が採用され、当時のヘアスタイル、アナログ機器、ファッション、音楽などを織り交ぜながら、サッカーが持つ「遊び」の感覚を強調している。

「自由にプレーする感覚」を描いたブランド戦略

ティモシー・シャラメは作品について、「子どもの頃、ニューヨークのピア40でサッカーをしながら、ベッカムのフリーキックやデル・ピエロのゴール、ジダンのボレーを真似していた」と振り返った。

さらに、「このスポーツが大好きだからこそ、アディダスと共に歴史的な選手たちとこの企画に参加できるのは信じられない。自分は伝統派なので、“サッカー”ではなく“フットボール”という感覚で捉えている。今年のワールドカップが待ちきれない」とコメントしている。

また、アディダスのグローバル・ブランド・コミュニケーション担当バイスプレジデントであるフロリアン・アルト氏は、「誰もが、純粋に楽しむためだけにプレーしていた頃の感覚を覚えているはずだ」と説明。そのうえで、『バックヤード・レジェンズ』について「競争だけではなく、自信や遊び心、自由にプレーする感覚こそがスポーツの本質であることを思い出させる作品だ」と位置づけた。

今回のキャンペーンは、単なるワールドカップ向け広告ではなく、アディダスがサッカー文化そのものの感情的価値を再定義しようとするブランド戦略の一環とも言える。(出典・画像:アディダス、Branding in Asia)

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