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IND:ポケモンがインドで5年間のマーケティング計画を策定し、125億インドルピーを投資へ

(写真:Campaign Indiaより)日本のゲーム・アニメ企業であるポケモンは、インドにおけるブランド認知を広めるため、5カ年計画を立て、その中で125億インドルピーを投資する予定だ。同社は新たなマーケティングパートナーを探しており、インド市場におけるさらなる成長を目指している。

ポケモンのインド市場拡大

ポケモンは、拡張現実(AR)ゲームである「ポケモンGO」や「ポケモンユナイト」、トレーディングカードゲーム、またTVアニメシリーズや映画、グッズといった多彩な商品展開で知られている。同社は、テレビ、デジタル、印刷、オフラインイベントなど、多様なメディアプラットフォームを活用するメディアミックス戦略を採用し、相互に関連するコンテンツ体験を提供することを目指している。同社は現在、インド市場での広告・マーケティングを支援してくれる代理店パートナーを探している。すでにインド市場向けに強力なローカライゼーション戦略を実施しており、文化的な親和性を高めるため、ピカチュウにサリーやクルタといったインドの伝統的な衣装を着せたデザインを採用している。この取り組みは、ポケモンの様々な商品キャンペーンにおいて使用されており、特に祝祭シーズンに向けてインドらしい魅力をアピールしている。

広告・マーケティング活動

ポケモンは今後5年間で、年間25億インドルピーをインドにおける広告・マーケティング活動に投資する予定である。ムンバイ・インディアンス・クリケットチームやクリケット選手ユズベンドラ・チャハルとのコラボレーションが成功したことを踏まえ、今後もボリウッドスターとの提携など、新たなコラボレーションの機会を模索している。ポケモンのブランドアンバサダーには、ボリウッドの有名カップルであるリテーシュ・デシュムクとジェネリア・デシュムクが起用されている。これにより、ポケモンはインドの文化との結びつきを強化し、ローカライズを進め、インドの消費者と感情的なつながりを築くことを目指している。

祝祭シーズンのイベント

ポケモンは、2024年11月から2025年3月にかけて、ベンガルールやプーネ、ムンバイなどで一連のイベントを開催する予定だ。これらのイベントでは、ゲームやアクティビティ、景品が用意されており、参加者はサリーやクルタを着たピカチュウと出会うことができる。さらに、ヤクルト・ダノン・インディアと提携し、ポケモン限定のギフトボックスも提供するなど、インド市場に向けた積極的なプロモーションを展開している。

インド市場への注力

ポケモンは、地域言語でのコンテンツ提供を拡大し、都市部以外の消費者にもアプローチを図っている。現在、英語に加え、ベンガル語、ヒンディー語、タミル語、テルグ語でもコンテンツを提供しており、ティア2・ティア3都市における顧客層の拡大を目指している。インド市場における強力なマーケティングフォーカスとそれに伴う投資により、ポケモンは今後数年間で大きな成長を遂げることを期待している。今後の活動を通じて、インドの消費者に対するブランドの影響力が一層拡大することが予想される。

(出典:キャンペーン・インディア)

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