
「ホテル雅叙園東京」、ヒルトンのラグジュアリーブランドとして2027年に再始動
休館中の「ホテル雅叙園東京」が、ヒルトンのラグジュアリーブランド「LXRホテルズ&リゾーツ」としてリブランディングされ、2027年に新たに開業することが明らかになった。新名称は「雅叙園東京 LXRホテルズ&リゾーツ」となり、ヒルトンが運営を担う。
1928年に「芝浦雅叙園」として創業した同施設は、1931年に現在の目黒へ移転し、「目黒雅叙園」へ改称。その後、2017年に「ホテル雅叙園東京」へリブランディングされた。約100年にわたり、日本の美術や装飾文化を体現する空間として知られ、館内に残る木造建築「百段階段」は東京都指定有形文化財として保存されている。

歴史と文化を継承しながらラグジュアリーホテルへ刷新
ホテル雅叙園東京は、日本初の総合結婚式場として長年親しまれてきたが、2002年に経営破綻。その後は海外投資ファンドによる買収を経て、建物所有者が複数回変更されてきた。2025年1月からは、カナダの投資会社ブルックフィールドが土地および建物の一部を保有している。
運営は引き続き目黒雅叙園が行ってきたものの、定期建物賃貸借契約の満了に伴い、2025年9月30日をもって「ホテル雅叙園東京」としての営業を終了し、休館に入っていた。
新たな施設では、客室数を60室に絞り込み、オールデイダイニングやスペシャリティレストランを含む5つの料飲施設、フィットネスセンター、スパ、約5700平方メートルのミーティングスペースを整備する予定である。開業に向けては、客室を含む一部施設の改修が進められる。
また、本格開業に先立ち、2026年半ばには宿泊および料飲施設の営業が段階的に再開される予定だという。

ヒルトン、日本でLXRブランド拡大を加速
ヒルトンにとって、「LXRホテルズ&リゾーツ」の国内展開は、2021年開業の「ROKU KYOTO LXRホテルズ&リゾーツ」に続く2軒目となる。
ヒルトン日本・ミクロネシア地区開発担当副社長の藤本博久氏は、「60年以上にわたる日本でのホテル運営経験を活かし、歴史あるホテルの伝統を守りながら、LXRブランドならではの刺激や冒険性を求める旅行者の期待に応えていきたい」とコメントしている。
ヒルトンは今後、2028年開業予定の広島および箱根強羅に加え、北海道・ニセコでもLXRブランドのホテル展開を予定しており、日本国内でのラグジュアリー戦略をさらに強化していく方針である。(出典、画像:FASHIONSNAP 、しながわ観光協会)
















