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US:7-Eleven、Live Nationと提携し、音楽フェスティバル市場での存在感を強化

7-Elevenは、ライブ・エンターテインメント企業Live Nationと提携し、ポップパンクをテーマにした「When We Were Young Festival」の初のプレゼンティングスポンサーとなった。これは、文化的接点を活用して消費者とのエンゲージメントを深める戦略の一環である。

今回のパートナーシップにより、7-Elevenは「When We Were Young Festival」において、セブン-イレブン・ハングアウトとセブン-イレブン・ステージのスポンサーを務めるほか、「The Governors Ball」および「Rolling Loud」ではスラーピー・ストリート・アクティベーションを展開する。これにより、ブランドはライブ音楽文化の中心に立ち、特にミレニアル世代とZ世代の消費者に向けて強いメッセージを発信することが狙いだ。

セブン-イレブンのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・マーケティング・アンド・サステナビリティ・オフィサーであるマリッサ・ジャラット氏は、今回の提携について「ライブ・ネイションとの連携により、セブン-イレブンのブランドを、忘れがたいファン体験の中心に据えることができる。店舗で得られる楽しさと興奮を、没入型の音楽体験を通して次世代に再現したい」と述べた。

「When We Were Young Festival」は、10月18日から19日にかけてラスベガスのフェスティバル・グラウンドで開催され、パニック!アット・ザ・ディスコ、ブリンク182、ウィーザーといったポップパンク・エモの代表格がヘッドライナーを務める。セブン-イレブンはこのフェスティバルで、2000年代初頭のエモカルチャーのエネルギーを表現し、ミレニアル世代に訴求することを目指している。

ガバナーズ・ボールでは、夏のブロックパーティを模した「スラーピー・ストリート」を展開し、屋上スペースや無料スラーピーの提供など、没入型かつソーシャルファーストな体験を設計している。ローリング・ラウド・フェスティバルでも、ストリートアート文化にインスパイアされた同様のアクティベーションを実施する予定である。

音楽フェスティバル市場は急成長しており、アライド・マーケット・リサーチのレポートによれば、2023年には2,500億ドル以上、2035年には7,750億ドル超に拡大すると予測されている。この中で、Live Nationの「When We Were Young」や「Rolling Loud」、Goldenvoiceの「Coachella」など、ジャンル特化型の大型イベントは、体験型マーケティングを強化している。

他ブランドも同様にフェスティバルマーケティングに注力している。たとえば、ユニリーバ傘下のダヴは「Let Your Body Body」キャンペーンを通じて新たな全身用デオドラントをプロモートし、スコッチ・ブライトはコーチェラでの施策を拡大している。

一方、セブン-イレブンの親会社であるセブン&アイ・ホールディングスは、最新決算で米国事業の苦戦を報告した。2024年度には米国における既存店売上高が2.7%減少し、2025年度もさらに1.5%の縮小を見込んでいる。さらに、同社は米国でのIPO計画を発表すると同時に、アリメント・クーシュ・タールからの買収提案も検討している。(出典:Seven-Eleven, Digital Marketing Dive他)

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