
ロレアル、持続可能な美容オプションに向けた一歩を踏み出す「#JoinTheRefillMovement」を発表
(画像:YouTube)ロレアルグループは、2025年6月16日の世界リフィルデーに合わせて、新たなグローバル・マルチブランド、マルチカテゴリー、マルチチャネルのキャンペーン「#JoinTheRefillMovement」を発表した。このキャンペーンは、消費者に美容習慣の一部としてリフィル(詰め替え)を採用し、持続可能な未来をサポートするよう促すことを目的としている。
キャンペーンの特徴と参加ブランド
このキャンペーンに参加するブランドには、ランコム、アルマーニ・ビューティ、イヴ・サンローラン・ビューティ、キールズ、ミュグレー、メゾン・マルジェラ・フレグランス、プラダ・ビューティ、ヴァレンティノ・ビューティ、ロレアル・パリ、ケラスターゼ、ロレアル・プロフェッショナル、ラ・ロッシュ・ポゼなどが含まれている。キャンペーンは、BETCと共同で開発され、消費者に向けて行動を喚起する形式となっている。
キャンペーンのビジュアルは、ネイルアート、大胆なジュエリー、仕立ての良い服を身に着けた手を中心に、誇りと抗議の両方を表現している。写真家デュオ「スタジオ・ミミ」によって撮影され、ポール・ド・シャシー監督によって映像化された。
持続可能性の重要性
ロレアルは、78%の消費者が持続可能な製品に関心を持っている一方で、多くの消費者が詰め替えオプションとその環境への利点をまだ知らないことを指摘した。例えば、「ラ・ヴィ・エスト・ベル・エリクシール」のフレグランスの50mlボトル2本を買う代わりに100mlの詰め替え用を購入すると、ガラスで73%、プラスチックで66%、段ボールで61%の削減ができるとされている。
ロレアルのチーフ・コーポレート・レスポンシビリティ・オフィサーであるエジ・バルセナス氏は、「グローバルビューティーのリーダーとして、私たちはより循環的なソリューションを創造し、新たな業界基準を設定する機会と責任を担っています」と語った。
この新しいキャンペーンは、持続可能な美容オプションを求める消費者の声の高まりに応え、リフィルの利点についての認識を高めることを目的としている。ロレアルは、長期的な視点で環境フットプリントを削減し、消費者により持続可能な選択肢を提供する努力を続けている。
長期的な取り組み
ロレアルは、このキャンペーンが環境への影響を最小限に抑え、消費者に持続可能な選択肢を提供するための重要なステップであると強調している。過去5年間で、詰め替え可能な選択肢の数を17倍に増やすことを目指し、世界中の製造拠点を大幅に適応させている。これにより、同グループは、リフィルを新しい常識として定着させることを目指している。
ロレアルは、「#JoinTheRefillMovement」を通じて、消費者に持続可能な選択肢を提供し、環境への配慮を強調する新たなブランドイメージを打ち出している。このキャンペーンは、企業の社会的責任を果たし、より良い未来を作るための重要な一歩である。(出典:ロレアル、Branding In Asia)