JP:ディズニー、東京に新造船 クルーズ事業拡大へ
ウォルト・ディズニーは7月9日(火)、2028年度に東京から出航する新造クルーズ船の就航計画を発表した。この新造船は、東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランド・カンパニー(OLC)とのパートナーシップによるもので、グループ最大の客船「ウィッシュ」をモデルにしている。 これは、ディズニーのテーマパークとクルーズ事業の10年間にわたる600億米ドルの拡大の一環である。ディズニーは現在5隻のクルーズ船を運航している。 東京を拠点とする船に加え、2025年にシンガポールから出航する船を含む3隻を計画している。
OLCによると、船名は明らかにされていないが、最大乗客定員は4,000人で、就航から数年以内に年間約1,000億円(8億3,900万シンガポールドル)の売上が見込まれるという。ディズニー・シグネチャー・エクスペリエンスのトーマス・マズルーム社長は記者団に対し、「日本から出航することで、ディズニーの大ファンである日本のお客様にとって、洋上でのディズニー・バケーションがより身近なものになる」と語った。クルーズ業界は、Covid-19の大流行による世界的な閉鎖から立ち直りつつある。 クルーズ・ラインズ・インターナショナル・アソシエーションは、今年の乗客数は3470万人に達し、2019年から17%増加すると予想している。
ディズニー・エクスペリエンス社のジョシュ・ダマロ会長は、メルボルンやバンクーバーなど、ディズニーのテーマパークが近くにない場所でも、テーマに沿ったエンターテイメントを提供できると、ロイターのインタビューに答えている。ディズニーはまた、クルーズ市場の中でこれまで手がつけられていなかった層、つまり家族連れにもアプローチしている。今クルーズ客船に乗っている人たちの40%は、”今日クルーズ客船に乗っている唯一の理由は、ディズニーがここにあるからだ “と言うでしょう。(出典:Business Times)