
ベントレーがアイコニックなロゴを変更(しかも完璧に)
ステアリング・ホイールを再発明しない方が得策なこともある。 この半世紀、天下の自動車ブランドがこぞってリブランディングを行ったように思えるが、ラグジュアリー・ブランドは少し遅れている。 これは、ロゴに関して言えば、これらのブランドはより敬意を払うべき伝統を持っているからかもしれない。 ふざけると、ジャガーのようにブランドが傷ついてしまうかもしれない。
ここ数年、高級車ブランドから見られた最高のリブランドは、歴史的な感覚を保ちつつ、既存の資産を更新してモダニズムのヒントを与えるという、微妙な種類のものだった。 ロールス・ロイスはそれをうまくやったが、今度はベントレーが正しい考えを持っていることを示した。 ベントレーは、高級車ブランドの106年の歴史の中で5回目となるロゴの更新を行った。
7月8日に公開される予定の新しいコンセプトカーに採用される予定の新しいエンブレムは、「翼のあるB」の翼が「従来のバージョンよりもシャープでドラマチック、ペレグリン・ファルコンの角度のある翼を彷彿とさせる」ものに刷新される。 Bentleyによると、この新しいデザインはBentleyのインテリアデザインチームのメンバーであるYoung Namによって提案され、その後Robin Pageが少人数の専門チームによってサポートされながら、最終的なバージョンへと発展させ、詳細を決定したとのことだ。
ラグジュアリーブランドが、そのブランドが創り上げてきたストーリーの産物であるとすれば、エンブレムはそのブランドのシグネチャーだ。 1世紀を超える歴史の中で、BentleyのアイコンであるウィングドBは4度目の進化を遂げた。 デジタル化によって複雑さと忠実さが増し続ける時代において、シンプルで洗練されたデザインは現代に必要なものである。 実際、車輪の再発明とは言えないかもしれないが、ロゴの新しい反復は、象徴的なオリジナルの形と要素を維持しつつ、デジタル用途のために簡素化することに成功している。 車のボンネットで見ようが、iPhoneのスクリーンで見ようが、このロゴがBentleyのものであることは間違いない。(出典:Bentley, Creative Bloq)