
アブソルート、キース・ヘリングのアーティスト・エディション・ボトルを発売
アブソルート・ウォッカは、ポップアートのアイコンであるキース・ヘリングとのコラボレーションにより、ブランドの新しいアーティスト・エディション・ボトルを発表した。このボトルは、40年前にヘリングがアブソルートのボトルに初めてアートを描いたことに敬意を表している。
今回の「アブソルート・ヘリング・アーティスト・エディション」ボトルは、ヘリングのユニークなアートスタイルを現代的に表現したデザインで、アートと社会を繋げるというヘリングの思想を具現化している。ボトルには、ヘリングのシグネチャーである大胆なライン、ビビッドな色彩、ダイナミックな人物像が描かれており、彼の作品が影響を受けた1980年代のニューヨークのストリートカルチャーが反映されている。
ヘリングの遺産を称える新しいデザイン
「アブソルート・ヘリング アーティスト・エディション」は、キース・ヘリングへのオマージュとして、彼のアートが今も多くの人々に影響を与えていることを再認識させる作品となっている。ヘリングは1986年、友人であるアンディ・ウォーホルの勧めでアブソルート・ボトルのアートワークを手掛け、その後も複数の作品を制作してきた。
今回の新しいボトルには、ヘリングのシグネチャーである「踊る人物」のデザインが施され、赤と黄色の鮮やかな色で描かれた人物のデボス加工が特徴となっている。また、アブソルート・ブランドのアイコニックなブルーとコントラストを成し、独自のデザインが際立っている。
新しいカクテル「アブソルート・ヘリング・フィズ」も登場
今回のコラボレーションに合わせて、ヘリングのアジア旅行やニューヨークとのつながりをインスパイアした新しいカクテル「アブソルート・ヘリング・フィズ」も発表された。このカクテルは、リンゴ、オレンジ、トーストしたゴマ、ジンジャーを組み合わせたもので、ヘリングのアートにちなんだゴールデン・イエローの色合いが特徴的だ。
グローバルでの影響
アブソルートのグローバル・マーケティング担当副社長、デブ・ダスグプタは、「アブソルートは常に、アートは誰にでも楽しめるものであるべきだと考えてきました。ヘリングの作品は、エネルギー、色彩、希望を表現しており、私たちはその精神を讃えるために新しい世代を迎え入れています」と述べている。
また、同社のグローバル・トラベル・リテール担当副社長、リヤ・チャンは、アブソルートとヘリングのコラボレーションが「素晴らしいトリビュートであり、このプロジェクトは大きな意味を持つ瞬間を蘇らせる」と語っており、1996年に始まった特別な物語が再び現代に蘇ったことを強調している。
アートとブランドの融合
ヘリングのアートを象徴するこのボトルは、アブソルート・ウォッカが美術と社会貢献を組み合わせる力を示している。キース・ヘリングのアートに込められたメッセージとその精神を、アブソルートは今日も大切にし、次世代に伝え続けている。
このコラボレーションは、単なるボトルデザインの変更にとどまらず、アートとブランドがどのようにして時代を超えて共鳴し続けるかの象徴となっている。アブソルートは、ヘリングの作品を新たな世代に届けることで、彼のアートの価値をさらに広め、未来のアートシーンに影響を与えるだろう。(出典・画像:Absolute Group, Branding in Asia)