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ASEANブランド、2025年のBrand Finance Global 500にランクイン

2025年のBrand Finance Global 500において、ASEANから10ブランドが選出された。このうちシンガポールのブランドが4つを占め、残りの6ブランドはマレーシア、インドネシア、タイ、ベトナムから選ばれている。特に、ASEANにおける大手銀行が上位を占める一方、石油・ガスや通信分野のブランドは成長がまちまちであった。

ASEANブランドの成長動向 シンガポールを代表するブランドでは、DBS銀行が好調な財務実績と顧客中心のイノベーションにより、ブランド価値を大幅に向上させた。PETRONASやPTTといったエネルギー業界の老舗ブランドは、複雑な市場環境に対応しつつ、地域経済に重要な役割を果たしている。一方で、マレーシアのメイバンクは、M25+戦略の成功により再びランキングに復帰した。これらの動向は、ASEANブランドの多様性と競争力を示している。

ASEANブランド・ランキングのポイント

  • DBS銀行(シンガポール):ブランド価値56%増加、172億米ドルに達し、地域で最も価値あるブランドに。
  • PETRONAS(マレーシア)とPTT(タイ):石油・ガス業界で引き続きグローバルランキング入り。
  • マンディリ銀行(インドネシア):初の世界ランキング入り、ブランド価値52%増加。

また、世界全体ではアップルが最も価値のあるブランドであり、マイクロソフトとグーグルが続く。

DBS銀行の成功とシンガポールブランドの躍進 DBS銀行は、純利息収入や資産運用、ローン業務の伸びにより、ブランド価値を前年比56%増の172億米ドルに拡大。OCBC銀行やUOBもそれぞれ28%、9%の増加を記録している。また、マリーナ・ベイ・サンズはブランド力指数(BSI)でAAA+評価を維持し、世界で4番目に強いブランドと評価されている。

マレーシアとインドネシアの注目ブランド マレーシアのメイバンクはデジタル戦略の成功により、ブランド価値が52億米ドルに達した。インドネシアのマンディリ銀行は、新規ランクインを果たし、ブランド価値が56億米ドルに増加。この成長は、同国の銀行業界の競争力を示している。

石油・ガスと通信分野の動向 PETRONAS(マレーシア)とPTT(タイ)は、エネルギー業界の変動にもかかわらず引き続きランクイン。一方、ベトナムのヴィエッテルはブランド価値が29%減少したが、BSIスコアはわずかに向上した。Brand Financeは、GDP予測の弱含みが影響したと指摘している。

2025年における最も強いブランド25社のグローバルランキング
1. WeChat
2. Nike
3. Google
4. Marina Bay Sands
5. China Construction Bank
6. PayPal
7. Dior
8. YouTube
9. Adidas
10. Coca-Cola
11. Microsoft
12. Gatorade
13. Vanke
14. State Grid Corporation of China
15. Michelin
16. China Life
17. ADP
18. Moutai
19. Toyota
20. JD.com
21. Deloitte
22. John Deere
23. Bank of China
24. ICBC
25. Mercadona

(出典:Brand Finace, branding in Asia)

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