グリーンピースの広告：プラスチック汚染削減を目指す世界の指導者たちのレース

グリーンピース・インターナショナルは、11月に予定されている国連の世界プラスチック条約交渉を前に、各国政府に対してプラスチック生産の削減と使い捨てプラスチックの廃止を強く求めている。このキャンペーンは今年のスポーツの夏に触発されたもので、政治家たちがレースに参加し、国連のプラスチック条約交渉をゴールとする競技に例えている。

このキャンペーンの映像は、We Are Socialが制作し、Jon E PriceがWe Are Social Studiosを通じて監督した75秒のフィルムで描かれる。映像では、スーツ姿の各国指導者たちがレーストラックで賄賂や化石燃料業界の妨害などの障害に立ち向かう様子が描かれている。映画の結びでは、「彼らは本当に地球のためにプラスチックのない未来を確保するために十分な努力をしているのか？」と問いかける。

映画内では、韓国、イギリス、アメリカ、インドの各国が紹介され、「これらの国々は今日、驚くほど環境保護に取り組んでいる」とコメンテーターが語る。交渉は韓国の釜山で行われる予定で、これは5回の会議の最後のステージを意味する。直近の交渉はカナダで開催されたが、イギリスとアメリカはプラスチック生産削減の提案を支持しなかった。

映画の最後には、「今こそ指導者たちは距離を置く時だ。今こそ生産を削減し、プラスチックの時代を終わらせる時だ」というメッセージがスクリーンに映し出される。

このキャンペーンのクリエイティブディレクションは、We Are Socialのローレン・アシュトンが担当。グリーンピースのプラスチックキャンペーンのグローバルコミュニケーションおよびエンゲージメント責任者であるカプシーヌ・デーエンは、「釜山で開催される世界プラスチック条約の最終交渉に向けたレースが始まった。この映画は、プラスチックのない未来を確保するために世界の指導者たちが果たすべき役割について認識を高めることを目指している。We Are Social Studiosのソーシャルファーストのアプローチは、この目的にぴったりだ」と述べている。

この映画はグリーンピースのソーシャルプラットフォームで公開される予定だ。We Are Socialのエグゼクティブクリエイティブディレクター、サイモン・リッチングスは、「この映画には風刺的な側面もある。スーツ姿で走る男女の姿は滑稽だが、メッセージは彼らを辱めるのではなく、プラスチック削減のために必要なプレッシャーと努力を認識させることにある。私たちは彼らが勝利を収めることを願っている」と語っている。（ソース：The Drums, Campaign US）