メルセデスベンツー140年にわたり自動車の定義を更新し続ける

1886年にカール・ベンツが世界初の自動車の特許を取得してから140年。メルセデス・ベンツは、その誕生の瞬間から今日に至るまで、自動車という存在の可能性を更新し続けてきた。初期の内燃機関車から、知能化・電動化・高い安全性を備えた現代の電気自動車へ。新型GLCや受賞歴を持つ新型CLAを含む現在のラインアップに至るまで、同社の革新は一貫した志に導かれている。それは、「世界で最も魅力的な自動車を創り続ける」という姿勢である。
卓越したエンジニアリング、先駆的な技術力、そして性能への妥協なき追求に加え、顧客体験を重視する姿勢が、メルセデス・ベンツのブランドを支えてきた。技術やデザインの領域を超え、このブランドが提供しようとしているのは、「ようこそ、我が家へ」という感覚に象徴される、安心感と帰属意識そのものである。

創業140周年を祝うグローバルアニバーサリー

メルセデス・ベンツは創業140周年を迎える2026年、1月29日を起点に1年間にわたる世界規模の記念プロジェクトを展開する。これは、最初の特許出願からちょうど140年にあたる節目である。
その幕開けとして、シュトゥットガルトのメルセデス・ベンツ博物館にて、新型Sクラスが世界初公開される。今回発表されるフラッグシップモデルは、Sクラスの歴史の中でも極めて大きな進化を遂げた存在と位置づけられており、革新性、安全性、快適性、そして洗練されたデザインを高次元で融合させている。そこには、140年にわたり受け継がれてきた先駆者精神と、未来における「最も憧れられるクルマ」への展望が重ね合わされている。

140の場所を巡る、史上最大規模のブランド・ジャーニー

新型Sクラスのワールドプレミアに続き、メルセデス・ベンツはブランド史上最も壮大なプロジェクトとなる「140 Places」キャンペーンを始動させる。これは6大陸を横断するグローバルドライブであり、3台の新型Sクラスセダンが総走行距離50,000kmを走破し、140の象徴的な目的地を巡る計画である。旅路はヨーロッパ、南北アメリカ、オーストラリア、アジア、アフリカに広がり、2026年10月にシュトゥットガルトへと帰還する。
このルートには、ルート66をはじめ、ブエノスアイレス、上海、シドニーといった世界的な都市が含まれる。道中ではクラシックモデルや2026年登場予定の新型車、さらには各地域のフリート車両が合流し、過去と未来をつなぐ象徴的な隊列が形成される。
メルセデス・ベンツAGのデジタル&コミュニケーションおよびIR担当副社長であるクリスティーナ・シェンク氏は、このプロジェクトについて、世界各地の顧客やファンと直接つながりながら、ブランドの歴史と精神を体感的に共有する機会であると述べている。旅の様子やハイライトは、公式コミュニティプラットフォームおよびブランドチャンネルを通じて随時発信される予定である。

遺産を未来へつなぐブランド戦略とコラボレーション

140周年記念イヤーは、二つのキャンペーンによってさらに強化される。一つは、新型Sクラスの発表とともに公開されたブランド映像であり、140年にわたる革新の歩みと、「ようこそ、我が家へ」という不変の価値観を情緒的に描き出している。もう一つは、過去の象徴的なモデルと現代の車両を結びつけるソーシャルメディアキャンペーンで、ブランドの時間的連続性を可視化する試みである。
2026年春以降には、技術、安全性、快適性、デザインを軸に、メルセデス・ベンツの技術革新が日常生活にもたらす価値を訴求するグローバル販売キャンペーンが展開される。新型Sクラス、Eクラス、フルモデルチェンジした電動GLC、電動CLAがその中核を担う。
また、140周年を記念した特別ロゴが2026年を通じてすべてのコミュニケーションに用いられ、ブランドの伝統と未来志向を象徴する存在となる。
さらに、アディダスとのコラボレーションにより、新型Sクラスのワールドプレミアでは限定版スニーカーも披露された。アディダス・サンバに着想を得たレトロなデザインに、レザーや車内インテリアを想起させる素材を組み合わせ、3色のカラーバリエーションで象徴的なメルセデス・ベンツ車種を表現している。このコレクションは2026年末の発売が予定されており、両ブランドに共通する革新と歴史への敬意を体現するものとなっている。
メルセデス・ベンツは今後2年間で40以上の新型モデルを投入する計画を掲げており、これは同社史上最大規模の製品展開である。これらのモデルはすべて、革新性、魅力、そして持続可能なモビリティへの取り組みを一層強化する役割を担うことになる。(出典:Auto News Asia、画像:メルセデス・ベンツ)

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