• ニュース

X、検閲問題でブラジルでの事業を停止

ツイッターとして知られていたXが、検閲問題でブラジルのオフィスを閉鎖した。ブラジルの最高裁判所判事のアレクサンドル・デ・モラエスが、「検閲命令」に従わなければブラジルの法定代理人を逮捕すると脅迫したとソーシャルメディア・プラットフォームが発表した。

億万長者イーロン・マスクのプラットフォームが土曜日に発表したところによると、ブラジルの人々はまだXを使うことができる。モラエス氏は、偽情報を流したとして非難しているXのアカウント(多くはジャイル・ボルサナロ前右翼大統領の支持者)に対し、調査中はブロックするよう命じていた。

Xのオーナーであるマスク氏がモラエス氏を批判した後、判事はXが再活性化したアカウントに対して1日10万レアル(約1万9774円、1万5670円)の罰金を命じ、もしそうなった場合にはブラジルにいる同社の法定代理人が責任を負う可能性があることを強調した。また、マスク氏を司法妨害罪などで捜査中とした。

Xは声明で、ブラジルのスタッフにはコンテンツがブロックされるかどうかについての責任も管理もないと述べたが、モラエス氏は法律を尊重するのではなく、ブラジルのスタッフを脅すことを選んだ。「その結果、スタッフの安全を守るため、ブラジルでの事業を直ちに閉鎖することを決定しました。責任はひとえにアレクサンドル・デ・モラエスにある。彼の行動は民主的な政治とは相容れない」。また、ブラジル支社閉鎖の決定は「難しい」ものだったが、もしモラエス氏の「要求」に応じるのであれば、恥じることなく自分たちの行動を説明することはできない、と付け加えた。(出典:BBC)

最近のお知らせお知らせ一覧