
US:YouTube、ニールセンの最新視聴調査で初のトップに 総視聴シェア11.6%を記録
ニールセンが発表した2025年2月の「メディア・ディストリビューター・ゲージ」において、米国でYouTubeが初めて全体のトップに立った。YouTubeの視聴シェアは11.6%となり、これまで首位を維持していたディズニーを上回る結果となった。
ディズニーは、ABCとESPNによるカレッジ・フットボール・プレーオフなどのスポーツコンテンツの好調を受け、1月には12%のシェアを記録していたが、2月はYouTubeがこれを超える形となった。1月時点でのYouTubeのシェアは10.8%であり、1カ月での大きな伸びが目立つ。
2月の調査において、YouTubeに次ぐ2位はディズニー、3位はフォックス(8.3%)、その後にネットフリックス(8.2%)、パラマウント(8.2%)、NBCユニバーサル(8.1%)と続き、4社による僅差の接戦となっている。
この結果は、ニールセンの「Total TV/Streaming Snapshot」に基づくものであり、放送、ケーブル、ストリーミングといった主要メディアカテゴリーにおける個々の視聴プラットフォームを横断的に分析したものとなっている。なお、今回の集計にはYouTube TV(有料テレビサービス)のデータは含まれていない。
YouTube視聴の着実な成長と世代別傾向
ニールセンのデータによれば、YouTubeの視聴シェアは1年前の2023年2月時点で7.9%だったことから、大きく成長したことがわかる。とくに注目されるのは、全年齢層における視聴者数の増加であり、高齢層でも大きな伸びを示している。
年齢別では、18歳から34歳の視聴者が最多で全体の21%を占め、2023年2月比で48%増加した。また、50歳から64歳の視聴者が20.4%(前年比62%増)、35歳から49歳の視聴者が19.4%(前年比50%増)と続いており、中高年層にも視聴が広がっている。65歳以上の視聴者も96%増という顕著な伸びを記録し、YouTube全体の視聴者構成における比率は15.4%となっている。
メディア視聴環境におけるYouTubeの台頭
ニールセンの「メディア・ディストリビューター・ゲージ」は、放送、ケーブル、ストリーミングなどあらゆる形式のテレビ視聴を横断的に分析するもので、各プラットフォームのシェアを可視化する役割を果たしている。
今回の調査結果は、YouTubeが単なるオンライン動画共有プラットフォームを超えて、テレビ視聴全体においても主導的な地位を築きつつあることを示している。特に、多様な年代にわたって視聴者数を拡大している点は、広告主やメディア戦略にとって極めて重要な示唆をもたらすといえる。(出典:Media Post、Nielsen)