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US:ファイザー、新プラットフォームでテレヘルスとD2Cに進出

(PfizerForAll.comウェブサイトより)

製薬大手ファイザーは、新たなプラットフォーム「PfizerForAll.com」を立ち上げた。このプラットフォームは、「ヘルスケアの旅全体を最初から最後まで改善する」ことを目指している。PfizerForAllは、ファイザーを遠隔医療やD2Cマーケティングの世界に進出させる取り組みであり、Eli Lillyに続くものである。ファイザーのビデオでは、この新しいプラットフォームが「治療法の発見、医師との相談、ワクチンの予約」などを支援することが示されている。

PfizerForAllは、消費者が「デジタルヘルスの力を活用し、必要なときに迅速かつ便利にケアを受けられるようにする」ための4つのツールを提供している。

1. UpScriptHealthを通じた35ドルのバーチャルケア訪問、Vis Alto Pharmacyによる在宅薬配達、Zocdocを介した健康診断の予約、Instacartを利用したCOVIDおよびインフルエンザ検査の注文と配達など、COVID-19、インフルエンザ、風邪の症状に対するサポート。

2. ファイザーが昨年12月に開始したVaxAssist(CVS、Rite-Aid、Walgreensをネットワークに含むツール)を通じて、地域の薬局でCOVID、インフルエンザ、RSVのワクチン(Modernaを含む)を予約。

3. 片頭痛の管理のための支援、UpScriptまたはZocdocを通じた医師の予約。

4. 自己負担額カード、アフォーダビリティ・プログラム、ライブ・カスタマーサポートなど、「ファイザーの薬を節約し、サポートを受ける」ための方法。

ファイザーはプレスリリースで、PfizerForAllが「既存の医療システム内で、また、拡大するパートナーのネットワークを通じて、アクセスを簡素化し、ケアのギャップを埋めるために機能する」と述べている。さらに、PfizerForAllは呼吸器疾患や片頭痛にとどまらず、「より幅広いニーズや症状に対応できる可能性がある」としている。

ファイザーのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・USコマーシャル・オフィサーであるアーミル・マリク氏は、「複雑で混乱しがちな米国の医療制度において、人々はしばしば情報過多に陥り、決断に障害を感じることが多い」と指摘している。「これは時間がかかり、優柔不断や行動の遅れにつながる可能性がある」とし、アメリカ医師アソシエーツ・アカデミーの調査によれば、アメリカ人の65%が医療の調整や管理は負担が大きく時間がかかると回答しており、73%が医療制度が自分たちのニーズに応えていないと感じていること、またエクスペリアンの調査では、ほとんどの患者が医療管理にもっとデジタルな選択肢を求めていると指摘している。

 

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