清水寺参道の入口に誕生する新拠点

良品計画が展開する宿泊事業「MUJI BASE」の第5弾として、「MUJI BASE KYOTO kiyomizu」が今春開業する。場所は世界遺産・清水寺へと続く石畳の参道入口付近で、観光の中心地に位置する。開業日は5月20日で、すでに半年先までの予約受付を開始している。
本施設は、地域に根差した暮らしを体験できる滞在拠点を目指す「MUJI BASE」構想の一環である。約40年にわたり営業してきた「アメニティーホテル京都」を改修し、外観の趣を継承しながら、無印良品の世界観を反映させた全18室の宿泊施設として再生した。

無印良品の思想を体現する客室構成

客室は、無印良品の家具やインテリアを基調に設えられている。加えて、京都を拠点とするアーティストや近郊で活動する作家の作品を取り入れ、土地の文化とブランドのデザイン思想を融合させている。
客室タイプは、クイーンベッド1台を備え2名で利用できる「ダブルルーム」のほか、「ツインルーム」「ツインルーム(バスタブ付)」「ファミリールーム」を用意する。シンプルで落ち着いた空間設計により、観光地の中心にありながら穏やかな滞在を可能にする構成である。

老舗コーヒー店との連携と宿泊者限定朝食

1階には、1952年創業の京都のロースター小川珈琲が新店舗「小川珈琲 清水店」を出店する。通常の朝食メニューに加え、「MUJI BASE KYOTO kiyomizu」宿泊者のために開発された限定オリジナル朝食も提供される(希望者のみ、事前予約制)。
地域に根付く老舗との協業により、単なる宿泊機能にとどまらず、京都らしい食体験も含めた滞在価値の向上を図る。

清水の朝を体験する周遊プログラム

同施設では「MUJI BASE」初となる地域周遊ツアーも実施する。立地の特性を生かし、早朝の静かな時間帯に清水寺周辺を歩く「朝の清水散歩」を毎日5時40分から7時まで開催する予定である(宿泊者限定・有料)。観光客で混み合う前の時間に寺院へ向かう体験を提供することで、地域の文化や空気感をより深く味わえる機会を創出する。
さらに、客室には地域体験を紹介するマップを備え、町歩き用として無印良品の「水ボトル」やオリジナルのマイバッグなどをセットにした「お出かけキット」を用意する。宿泊者が自発的に地域を巡り、文化や暮らしに触れるためのサポートツールである。
観光拠点としての利便性と、地域文化への没入体験を両立させる「MUJI BASE KYOTO kiyomizu」は、無印良品が掲げる“感じ良い暮らし”を滞在というかたちで具体化する施設である。(出典:Lmage.jp、画像:良品計画)

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