US:NetflixのNFLクリスマスゲームデー、米国視聴者数過去最高の6,500万人を記録
クリスマス当日、Netflixが配信した「NFLクリスマスゲームデー」は、米国で視聴者数6,500万人を超え、記録的な成功を収めた。ニールセンのデータによれば、この視聴者数にはNetflixのモバイルおよびウェブ視聴に加え、CBSのローカル市場やNFL+での視聴も含まれている。配信された2つの試合は、いずれも米国で史上最も多く視聴されたNFLの試合となった。
- ボルティモア・レイブンズ対ヒューストン・テキサンズ戦
平均分間視聴者数2,430万人で、ビヨンセのハーフタイムショーがピーク視聴者数2,700万人を記録。 - カンザスシティ・チーフス対ピッツバーグ・スティーラーズ戦
平均分間視聴者数2,410万人を達成。
特にレイブンズ対テキサンズ戦は、18~34歳の視聴者層で510万人というクリスマス試合として過去最多の視聴者数を記録した。
ソーシャルメディアでの反響
ビヨンセがパフォーマンスを披露した「Beyoncé Bowl」は世界中の話題を集め、“#BeyonceBowl”がX(旧Twitter)のトレンド1位に急浮上し、“#Christmas”を上回った。さらに、“#NFLonNetflix”はアメリカ、イギリス、ブラジル、フランスなど複数の国でトレンド入りし、Netflix関連のトピックがアメリカのトレンドトップ12のうち10を占める盛況ぶりだった。
「NFLクリスマスゲームデー」は、CBS Sportsが放送を担当し、NFL Mediaが試合前後やハーフタイムの番組を制作。EverWonder Studioが制作総指揮を務めた。NetflixとNFLのパートナーシップは3年間の契約となっており、今年が初年度だった。
NetflixとNFLからのコメント
Netflixのチーフコンテンツオフィサー、ベラ・バジャリア氏は「2つの試合とビヨンセ、マライア・キャリーによる圧倒的なパフォーマンスを会員に提供できたことを光栄に思う」と述べ、パートナーや出演者への感謝を表明。
NFLのメディア配信担当執行副社長、ハンス・シュローダー氏は「NetflixでのクリスマスゲームデーがNFLにとって歴史的な日となり、200カ国以上のファンが試合とスター選手、ビヨンセのパフォーマンスを楽しんだ」と語った。
今回の成功は、NetflixとNFLの3年間の契約の初年度における成果であり、クリスマスデーゲームが新たな恒例行事として定着する可能性を示している。次回以降の配信がどのような成果をもたらすか、さらなる期待が寄せられている。(出展:NFL公式サイト, Fortune他)