US :NRFのビッグショーで著名人がブランド戦略をアピール -Modern Retail

多くの有名ブランドが注目度を競う中、NRFのような業界イベントは、インフルエンサーがオピニオンリーダーを育成する場として急速に定着しつつある。

セレブリティがNRFのステージを飾ることはよく知られているが、パンデミック（世界的大流行）の時期にはあまりなかった。ハリウッドの著名人が最後に出席したのは、2020年に自身のライフスタイル・ブランド「グープ」の代表として講演したグウィネス・パルトロウで、昨年は俳優で元ホワイトハウス渉外担当のカル・ペンが、ビジネスにおける持続可能性の役割について語り、閉会基調講演を行った。

マーサ・スチュワートやドリュー・バリモアのような大物から、小売の世界に足を踏み入れ、ブランド構築の極意を語るリアリティ・スターまで。同時に、このようなセレブ起業家たちは、NRFのビッグ・ショーの観客動員力として、お気に入りのスターを一目見ようとする参加者たちの注目を集めている。

2024年のNRFフードサービス・イノベーション・ゾーンは、最も間近でセレブリティと出会えるイベントとなった。The Real Housewives of Beverly Hills（ビバリーヒルズのリアル・ハウスワイブス）」の出演者であるクリスタル・クン・ミンコフ（Crystal Kung Minkoff）氏は、写真撮影と自身のココナッツ飲料ブランド「リアル・ココ（Real Coco）」のプロモーションのために会場を訪れた。その他、『バー・レスキュー』のジョン・タファーや、『レストラン・インポッシブル』のセレブ・シェフ、ロバート・アーヴァインも挨拶に訪れた。

イベントのステージでは、スチュワートとバリモアの2人のビッグネームが登壇し、セレブリティ主導のビジネスを成長させる上での課題について語った。吹雪のためショー最終日の来場者は少なかったものの、スチュワートとバリモアの登壇は多くの聴衆を集めた。セッション中、2人はハリウッドの人物像よりも起業家としての戦略に焦点を当てた。

スチュワートは、最初はインスタグラム、最近ではTikTokなど、新しいプラットフォームをテストして適応する必要性を強調した。（続きはModern Retail 2024/01/17記事まで）