
レクサス・スポーツ・コンセプトの初披露 ― デザインの未来を示す一歩
レクサスはカリフォルニア州カーメルのザ・クエイル・ロッジ&ゴルフクラブで行われたモータースポーツイベント「ザ・クエイル」において、新たなスポーツ・コンセプトを世界初公開した。このモデルは、同ブランドが描く次世代スポーツカーの方向性を示すものとして位置づけられている。
今回披露されたコンセプトカーは、低く構えたワイドな2ドアフォルムが特徴で、ダイナミックな造形と感情に訴えるデザインを融合させている。レクサスはリリースの中で「未来を見据えながらも真に本物のスポーツカーを体現するスタイルは、レクサスデザインの進むべき道を示している」と説明している。
グレーとブラックのツートーン仕上げが施された車体は、ファストバックスタイルのプロポーションを持ち、低重心のスタンスが際立っている。フロントバンパー、フェンダー、ドア裏には空力性能を高めるためのエアロダイナミクス要素が取り入れられ、視覚的な迫力と機能性を兼ね備えている点が特徴だ。
詳細なスペックはまだ明かされていないが、『Car and Driver』によると、レクサスは別途スーパーカー「LFR」を開発しており、V型8気筒ツインターボハイブリッドの搭載が予想されている。LFRが内燃機関を含む構成であることを踏まえると、今回のスポーツ・コンセプトには完全電動化されたパワートレインが採用されている可能性があると推測されている。(出典:Lexus, Branding in Asia)