Stagwell、ADKグローバルを買収しAPAC地域での成長を加速

Stagwellは、アジア太平洋地域（APAC）を拠点に統合マーケティング・ソリューションを提供するADKグローバルを買収する計画を発表した。この買収により、 Stagwellの地域スタッフ数は2,000人を超え、APAC全域でのサービス提供能力が大幅に拡大する。

StagwellのCEOであるマーク・ペン氏は次のように述べた。「ADKグローバルの参加により、当社のAPAC部門の規模と地域カバレッジが大幅に強化される。彼らの先進的なデジタル・ソリューションは、現代のマーケターに新たな可能性を提供する。」この動きは、AIを活用したデジタルマーケティングソリューションへの投資を強化し、グローバル市場での事業拡大を目指す Stagwellの戦略の一環である。

ADKグローバルの概要とスタッグウェルへの統合

• 地域ネットワークの強化
  ADKグローバルは、日本を含むAPAC地域の14カ国に拠点を持つ。同社の統合により、 Stagwellはメディア、クリエイティブ、PRのフルサービスをローカル、リージョナル、グローバル規模で提供できる体制を整える。
• 主要クライアント
  ADKグローバルは、LG、上海ディズニーリゾート、グーグル、デックスコム、アディダスなどのグローバルブランドに加え、アジアブランドにもサービスを提供している。今回の買収を通じて、両社のデジタルマーケティングソリューションが相互補完する形で統合される。

ADKグローバルは、アニメやIP（知的財産）事業にも注力しており、「ブランドとファンの拡大」をビジョンに掲げている。今回の買収により、海外事業のさらなる強化を目指し、コンテンツを通じたマーケティング戦略の可能性を広げるとしている。

（出典: ADK, Stagwell, Adage, Branding in Asia他）