ホンダ、AIを活用した視覚障害者向けウェブアプリを発表
ホンダは、人工知能技術を活用したウェブアプリを発表した。このアプリは、ドライブに出かける目の不自由な乗客のために、景色をリアルタイムで音声で説明することで、移動の楽しさを広げることを目的としている。
Honda Scenic Audioは、目の不自由な方の自動車での移動を向上させる、世界初のAIを搭載したアクセシビリティ・アプリだ。
コンピューター・ビジョン、ジェネレーティブAI、衛星画像、そしてジオターゲティングや天気予報を含むその他多くの技術や情報源を組み合わせて使用し、ドライブ旅行や絶景ドライブで車窓の外で起こっていることを、風景を指示するという基本的なことを超えて、きめ細かく情景的な物語を作り上げる。
Honda Scenic Audioは、文学的な語り口調と、ニュアンスのある形容詞や聞き取りやすい音、高さや地形、外気温の比較など表現豊かな説明で、多面的な物語を創り出すために開発された。
デジタルサービスやナビゲーションが進歩しても、目の不自由な同乗者が道路上の景色をリアルタイムで多角的に説明することはできない。 ホンダの目標は、すべての同乗者がドライブの際にドライバーと同じ公平性を確保することだ。
Honda Scenic Audioアプリは、Perkins School for the Blindの世界的なDisabilityTechコミュニティと共同で開発され、現在視覚障害者コミュニティでベータテスト中である。
このアプリは、アラバマ盲ろう者協会(AIDB)との30年にわたる関係を含め、地域や企業のCSR活動を通じて視覚障害者を支援するホンダの長年のコミットメントを補完する。
この取り組みは、ホンダの “Power of Dreams”(夢の力)という理念と結びついている、とホンダ・マーケティング担当シニア・マネージャーのフィル・フルスカは言う。
「私たちは、独自の技術やアイデアを応用し、お客様がより自由に、より便利に、より楽しく人生を楽しむことができるモビリティを実現します。Honda Scenic Audioアプリは、景色を楽しみながらドライブをすることで、視覚に障がいのあるお客様の想像力を広げ、クルマで旅をする楽しさを提供します。」(続きは、MediaPost2024/04/15記事まで)