ドコモ、自転車シェアリングを「Noll」に統一、新ブランドと料金体系で都市モビリティを強化

ブランド名を「Noll」に統一

通信大手のNTTドコモの子会社であるドコモ・バイクシェアは、電動アシスト付き自転車を活用したシェアリングサービスのブランドを再編し、2026年5月1日から名称を「Noll(ノール)」に統一すると発表した。
同社の自転車シェアリングサービスは、これまで地域ごとに異なるブランド名で展開されていたが、今後は単一ブランドに集約することで認知度を高め、サービスの利用拡大を図る考えである。
新ブランド名の「Noll」は、スウェーデン語で「ゼロ」を意味する言葉であり、温室効果ガス排出量ゼロという環境理念を象徴する名称として採用された。同時に、日本語の「乗る」という言葉の響きも重ね合わせ、日常的な移動手段としての親しみやすさも表現しているという。

新型電動アシスト自転車を導入

ブランド刷新に合わせて、東京や大阪などの主要都市では新型車両の導入が予定されている。新しい自転車は改良された高性能バッテリーを搭載しており、従来モデルよりも長距離の走行が可能になる。
さらに、パンク防止タイヤが採用されるなど、日常利用を前提とした耐久性や安全性の向上も図られている。新型車両は2026年3月3日に東京都港区で公開され、都市型モビリティとしての利便性を高める仕様が示された。
電動アシスト機能を備えた自転車は、短距離移動の手段として都市部で需要が拡大しており、公共交通機関との接続を補完するラストワンマイルの移動手段としても注目されている。

東京では短時間利用に合わせた料金改定

料金体系についても見直しが行われる。東京エリアでは、利用データの分析から自転車の大半が短時間利用であることが明らかになっており、それを踏まえた新料金が導入される。
現在は30分165円の基本料金が設定されているが、2026年5月以降は10分99円の料金体系が新たに採用される予定である。短時間利用を前提とした価格設定にすることで、より気軽に利用できるサービスへと転換する狙いがある。
今回のブランド統一とサービス改善により、ドコモ・バイクシェアは都市部における自転車シェアリングの利便性を高めるとともに、環境負荷の少ない移動手段としての普及をさらに進めていく方針である。(出典:THE JAPAN NEWS、画像:iStock)

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