YouTubeでのスポーツ視聴が1年で45%急成長、TVスクリーンが拡大

スポーツコンテンツマーケティング戦略

YouTubeで視聴されたスポーツコンテンツの時間数は、過去1年間で45%増加した。ニール・モハンCEOは「我々はまだ、これが進化し得る非常に初期の段階にいる」と述べている。

モハン氏によれば、この1年間で350億時間以上のスポーツコンテンツがYouTubeで視聴され、その視聴はますますテレビ画面で行われるようになっている。「家の中で一番大きなスクリーンというだけでなく、最も急速に成長しているスクリーンなのです」と彼は語った。また、AlphabetのCEOであるPhilipp Schindler氏は、コネクテッドTVでのYouTubeの視聴が過去3年間で130%以上増加し、スポーツのCTV視聴時間が前年比で30%増加していると報告した。

YouTubeはIOCのパートナーではないが、いくつかの主要なオリンピック放送局と契約を結び、大会のハイライトを配信している。また、このプラットフォームはインフルエンサーと協力し、オリンピックの舞台裏のコンテンツを一部の地域の視聴者に提供している。

過去1年間、YouTubeはNFLの試合を生中継する7年間の契約、イングランドの女子スーパーリーグとの契約、女性レーシングドライバーに関するシリーズを放映するF1との提携など、独自のスポーツの存在感を高めてきた。

なぜYouTubeでのスポーツが重要なのか

より多くのスポーツ、より大きなスクリーン、より長い視聴時間、そしてライブの集合的な体験はすべて、YouTubeがリニアTVからシフトしつつある広告予算のより大きなシェアを獲得するのに有利な立場にあることを示している。しかし、アマゾン、アップルTV、ネットフリックスなどの他のストリーミングプラットフォームと競合することになる

「私たちは、世界中のリーグ、放送パートナー、メディアパートナーと長年にわたって緊密なパートナーシップを築いてきました。それにもかかわらず、私たちはまだ非常に初期の段階にいるのです」 – ニール・モハン、YouTubeのCEO

（出典：フィナンシャル・タイムズ、シーキング・アルファ）